とある話

20歳の夏の夜②~扉の向こうへ~

 

こんにちは25歳のワタリです

くだらないので暇な時に読んでくださいね(2回目)

 

20歳の夏の夜①~扉を開けて~ こんにちは、25歳のワタリです 誰にも話せない、話したくない事…ありますか? そういうことを誰かに打...

 

前回、隠していた罪を打ち明けたワタリ

 

ズル休みしただけでそんな抱え込むことないでしょう。
と思った人もいるでしょう

ただのズル休みではなかったのです

 

真実の扉を開けましょう

 

夏の思い出後編です

 

 

テスト襲来

 

春が過ぎ

 

梅雨も明け

 

太陽が照り輝き肌を焼く季節

 

あなたに訪れるのは

 

夏の青春ですか?

 

夏の憂鬱ですか?

 

 

 

いいえ

 

 

期末テストです

 

 

 

 

嫌だよおおおおおおお

 

いつもの如くテスト前ギリギリで勉強に向き合おうとするワタリ

 

しかもテスト前日、前々日はテスト内容にあまり関係ない授業ばかり

 

 

 

ふと

 

閃いた

 

 

学校休んで自主勉した方が良いんじゃね?

 

 

この時は考えもしなかった

 

この後、自身に襲い掛かる罪と罰を

 

 

そればかりか前向きにズル休みをすることだけを考えていたのだ

 

 

なんて理由で休もうか

 

 

そうだ

 

真夏だし、熱中症になったことにしよう!

 

頭いい!最高!

 

(最高のバカであった)

 

 

そして朝

学校に電話をかけた

 

ワタリ「すいません、熱中症っぽいので病院行ってきます。

今日は大事をとって学校休みます。」

 

先生「そうか。わかった。じゃあ、今度学校来た時、

診断書、持ってきてな。

 

 

 

 

えっ…?

 

ワタリの崖っぷち大冒険、始まる

 

 

診断書…?

 

 

わたし、熱中症になんてなってないよ?

 

オワタ?

 

ワタシオワタ?

 

成績を終わらせるどころか

信頼を失ってしまう

学校生活が終わってしまう

 

ワタリは頭をフル回転させた

 

この窮地を脱する希望の打開策を考えた

 

考えに考えた

 

失いたくない…!

 

成績も信頼も…!

 

 

 

そうだ

 

 

閃いた

 

 

今からでも遅くない

 

 

 

 

本当に熱中症になろう。

 

 

 

頭をフル回転させた結果

 

負のスパイラルトルネードが生まれ

頭がおかしくなっていた

 

 

ピンチに生まれる、奇跡の閃き

 

 

本当に熱中症になれば

嘘はついてない

診断書ももらえる

 

全て僕の計算通り…!

 

僕が新世界の神になる!

 


そうと決まれば

 

即、行動

悪、即、斬!

 

この炎天下で

ランニングや筋トレをすれば

あっという間に熱中症になるでしょ☆

(命知らず、バカ・オブ・バカ)

 

 

謎の行動力でひたすら走った

 

 

あぁ…

 

暑い…

 

熱い…

 

焼けるようだ…

 

 

暑さ…渇き…疲労感…

 

体が蝕まれていく…

 

今、自ら望んだ熱中症に…

 

 

 

 

 

 

ならなかった。

 

 

 

悪寒も震えも吐き気も無い。

 

むしろ良い汗かいたくらいにスッキリした

 

僕はいたって健康だった

 

 

ラスボスは自分自身

 

思えば、最後に風邪を引いたの小学生の頃かもしれん

ってくらい風邪ひかないし

 

実家では家の真ん中に自分の部屋があって

窓もクーラーもない部屋で生活をしていた

真夏に自分の部屋が30度越えしているなんて当たり前

 

そんな環境で育った僕は

 

暑さに強かった

 

そんな僕が熱中症になるなんて

 

無理だった

 

主人公と闘いながら心の奥底では倒されるのを望んでいるラスボスのような

 

 

もはや、ここまでか…?

 

 

いや

 

 

まだだ

 

 

 

残された道は一つ

 

病院には行く

 

熱中症っぽい演技をして

 

診断書をもぎ取る!!

 

病院まで走っていって

少しでも体温を上げて

だるそうな演技をすれば!

 

 

これに賭ける!!

 

 

いざ、最終決戦(病院)へ

 

熱い思いを乗せて

走って向かった

 

 

負けられない戦いがそこにはあった

 

 

そして病院に着き

受付をすまし

 

体温を測った

 

走って温めた僕の体温は

 

37度ちょいだった

 

よし!

 

物足りないが微熱ではある!

 

これで押し通す!!

 

 

そして診察へ

 

 

適当に外で運動してた事と

窓のない部屋で生活している事を話したら

 

「そりゃあ熱中症になるわさ。」

 

とあっさり信じてくれた

 

そして処置室に案内され

 

 

点滴を受けた

 

(いたって健康です)

 

湧き上がる後悔。懺悔の帰路

 

 

健康な体にさらに栄養が流れてくる…

 

 

時が止まったかのように静寂な処置室

 

処置室の天井を見ながら

 

いろんな事を考えていた

 

心配してくれた先生

正々堂々学校へ行ってるクラスメイト

僕みたいなクズに時間を割いてしまった病院

僕を生んでくれた親

僕みたいなクズと付き合ってくれてる彼女

 

いろんな人の顔がよぎりました

 

帰りに粉末ポカリの薬みたいなのを処方してくれました

(僕はいたって健康です)

 

家に帰るまでの道のりは長かったです

 

夕日に照らされた偽りの診断書を見ながら

 

僕は罪悪感や情けなさに押しつぶされそうになり

 

夜、この事を信頼してる人に打ち明けました

(それが前回①の話)

 

 

自分の中で大切なものを傷つけた

 

そして

 

打ち明けること、感謝することの大切さを知った

 

 

その日は

 

 

 

 

テスト前日でした

 

 

 

 

 

 

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