医療系

PTの思い出日記 国試、再来~RO-NIN~

 

こんにちは。悲しみの理学療法士、ワタリです

前回のPTの思い出日記はコチラ

PT思い出日記~国試大戦争~ 時は平成…とある冬の話である… 病院実習を満身創痍で乗り越えワタリは平和を取り戻したのであった 第1話 国試、現る ...

 

PTの思い出日記 学生時代4部作最終章です

絶望#1 答え合わせ

 

試験後の答え合わせにより、6点足らなかった事がわかったワタリ

試験直後は「これマジで落ちたかも。すまん」とか言ってたわりに心の奥では「受かってるはず受かってるはず受かってるはず。」と連呼していたワタリだが

 

 

 

ほんまに落ちとるんかい

 

 

 

現実がフルスイングで襲い掛かってきた

地にひれ伏すワタリ

 

いや、待て

これはあくまで仮の答え合わせだ

不適切問題や答え合わせ(仮)の間違いだ

正式の合格発表では受かってるのでは…?

 

現実逃避にも似た希望を思いついた

 

そしてその日はすぐ家に帰らず遠回りをしたりすき家に寄ったりして帰ったのは夜11時だった

家につき親に報告

「仮の答え合わせでは合格点に届かなかった。でも正式な合格発表ではどうかわからない。」

その時の僕の目は人生最大に泳いでたと思う。目がバタフライしてた

 

 

そして迎えた合格発表当日

 

ホームページを確認すると

 

 

「合計○○点。不合格。」

 

 

 

いややっぱり落ちとるやないかい

 

 

 

なんでやねん

どないやねん

もうええわ

どうも、ありがとうございました~

 

 

ふぅ…

 

 

無限の課題をこなしてきた

地獄の実習も乗り越えた

成績もあがっていた

 

なのに

なぜ…

 

 

薄々わかっていた

確かに成績はみるみるうちに上がっていき上の下くらいにはなった

 

しかし

 

自惚れからか、最後の1週間は手を抜いていた

その1週間は大きかったと思う

さらに、毎年理学療法士国家試験の合格率は9割である

普通に勉強していれば合格できるレベル

 

しかし、5年に一度出題者が変わり出題傾向も変わる

くしくもその年であった

その合格率

なんと7割にまで落ちていた

 

ふざけんな。出題者は末裔まで呪う

いや、そんなの関係ない

自惚れ、怠惰がもたらした結果なのだ

 

 

絶望#2 ワタリ、浪人になる

 

浪人・浪人生・国試浪人…

 

これほどまでに悲しく重く嫌な言葉はあるだろうか

 

浪人生って説明すると色んな事を言われたよ

 

「大変だね~浪人生の合格率は現役よりうんと低いって聞いたよ」

「次は大丈夫そう?」

「まあでもワタリ君なら大丈夫っしょ!」

「ま~た落ちるんだろ?笑」

 

 

うるせえ!!

お前を浪人生にしてやろうかぁ!!

 

 

劣等感

屈辱感

孤独感

 

様々な負の感情のミルフィーユですわ (やかましいわ)

 

でも前には進まなきゃいけない

 

浪人生の第一歩

 

まずはバイト探し

 

僕は学生時代マッサージのバイトをしていたので、またその道でやっていくことにしました

マッサージの予約が入っていないときは自由時間なのでその間にひたすら勉強しました

 

経験もある程度あって体の知識もあるので(国試に落ちる程度の知識だけどね!)そこそこ指名もとれ、食費、交通費には不自由しませんでした

しかし学生ではなくなるので電車の定期の値段は跳ね上がりました。学割ってすごいね
#浪人あるある (やかましいわ)

 

絶望#3 集結!ならず者たち

 

僕の卒業した専門学校は卒業生・浪人生にも手厚く指導してくれるため、国試の数か月前から学校通いが始まりました

集まった浪人生は10人程。

落ちたもの同士、協力して乗り越えよう

そう思った

 

そう

 

そんな甘っちょろいことを

 

この時はまだ思っていた

 

何日か一緒に勉強して肌で感じた

 

こいつら、うざすぎる

 

口を開けば愚痴、先生に対しての文句

まだ国試までに何か月もあるから、と小テストは余裕のカンニング

 

こんなクズどもと数か月一緒にいるのか…?この私が…?

少し考えてみればわかることだ

 

ある程度頑張れば受かるはずの頑張りをしなかったのだ

それが浪人生(お前もな)

 

我々は怠惰から生まれた醜いならず者なのだ

 

 

醜く羽ばたく、浪人の1年が

 

始まる。

 

 

醜い浪人生の逆襲劇

 

僕は毎日勉強した

 

バイト先でも待機時間に参考書を読んだ。過去問を解いた

 

家に帰っても勉強した

 

もうこんな思いはしたくない

 

学校でのテストもまずまずの成績だった

 

正直僕は周りの浪人生よりは圧倒的に成績はよかった

 

なぜなら現役生時代に上の下まで登ったポテンシャルがある

 

それに加え他のゴブリン共(浪人仲間)はたいして勉強していない

 

それゆえ仲のいい浪人仲間A(唯一の同性浪人)に教える立場にもなった

 

こいつと一緒にゴブリン共を見下そう

 

絶対負けるんじゃねえぞ!A!

 

 

A氏は宿題を全然やらなかった

学校もちょいちょい休む(あからさまなズル休み)

 

 

よし、A氏は見捨てよう。

 

やってられっか!

知るかゴミクズが!

もうみんな敵じゃ!

 

A氏とは上辺だけ仲良くするようになった

 

俺はクラウド

孤独のソルジャーだ

 

そんな茶番をしているうちに国試まで半年を切る

 

模試が始まった

 

模試は現役生にとってはいきなりの難問ばかりなので序盤は現役生に不利で、浪人生はまだ経験値があるので現役生より点数をとれる傾向があります

 

僕は全勉強能力を解放した

 

ここで差をつけてみせる

 

醜いゴブリンにも未来輝く現役生にも

 

来たる模試

 

本試験の絶望感よりはマシだったがなかなかの絶望

 

しかし!

 

結果

校内順位2位!

全国順位50位!(8000人くらい)

 

という過去最高の結果でした

 

ならず者でもこんな順位になれるんだ

自惚れの頂に行きそう

いやダメだ!

この自惚れ、驕りがまた悲劇を生む!

 

ここで満足することなく、精進しよう

 

 

そうして僕は順位を大きく落とすことなく邁進しました

 

1年前僕は僕自身の甘さで悲劇をみた

あんな想い2度としない

 

 

リベンジを。

 

「国試」に

 

「1年前の僕」に

 

リベンジをしよう

 

 

あの頃の僕ら(バカ)にリベンジを

 

時は来た

 

この暗黒時代に終止符を打つ時が

 

ゴブリンに囲まれ、もがき苦しみ冷徹なソルジャークラス1stになったワタリ

 

仲間?興味ないね

 

ゴブリンも現役生も先に就職した同級生すらも興味ない

 

目線の先にあるのは

 

 

国試。てめえだけだ

 

1年ぶりだな

 

さあ

 

リベンジだ

 

 

怠惰から浪人、浪人から人へ

 

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。

(現代語訳:春だね。いやー、日差しが気持ちいいね。そりゃあ紫っぽい雲もなびきますわ)

 

2年越しの国試が

終わりました

 

結果は合格

 

この1年、何を失い何を得たのか

 

しかし決して無駄ではなかった

 

自分の甘さに気づき、自分を見つめ直した1年

 

ようやく「浪」がとれて「人」になれる

怠惰から浪人、浪人から人へ…

 

今は理学療法士として働けています

 

浪人しても現在理学療法士として働き結婚もし、家も買いました

1年前の僕にはリベンジできたでしょう

 

思い出したら目が熱くなってきました

 

今回はここまでにしようと思います

 

いかがだったでしょうか

PT思い出日記 学生時代4部作

個人的には良いクソ日記になったんじゃないでしょうか

 

課題を頑張ってるみなさん

実習を頑張ってるみなさん

国試を頑張ってるみなさん

浪人を頑張ってる(?)みなさん

何かを頑張ってるみなさん

 

大丈夫。

今は辛くてもきっと報われます

僕みたいなならず者でも人間になれました

きっと大丈夫です

 

 

それでは

 

また会おう

 

人生のチャイムが鳴り響く頃に…

 

 

PT思い出日記

無限の課題編
地獄の実習編
国試大戦争
国試、再来~RO-NIN~

 

4部作   完

 

 

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